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すそわきがの手術ってなにをするの?

すそわきが保険診療-イメージ1-ダウンタイムが少ない治療法が開発された今では、ほとんど手術を行うことはなくなりました。
臭い、汗、黄ジミの原因の汗腺や皮脂腺の破壊を過去には手術で行っていた時代がありました。
手術は外科的に、また物理的に汗腺や皮脂腺を取り除くことです。

 

 

手術方法について

1:剪除法・・・皮膚に切開を入れて皮膚を反転させハサミで汗腺を削除

2:吸引法・・・皮膚に小切開を加えて吸引管を挿入して汗腺を擦りだし吸い出す

3:稲葉式削除術(ローラークランプ法)・・・皮膚に小切開を加えて稲葉式削除器を挿入してローラーと剃刀の刃で皮膚を挟み裏側から汗腺を削いで除去する

4:超音波法・・・皮膚に小切開を加えて超音波振動子を挿入して超音波により汗腺破壊する。

いろいろな対策がありますが、いずれの方法も少なからず皮膚の切開が必要です。皮膚を剥がすため、元に戻す処置として固定が必要になり術後の安静が原則でダウンタイムが大きな負担となります

手術手順

1:手術する範囲のデザイン
2:キシロカインやマーカインによる局所麻酔
3:皮膚の切開を加える
4:切開部より皮膚を反転させるか削除するための機器の挿入
5:ガーゼで圧迫固定
6:ガーゼがずれないようにテーピング固定

すそわきが・ワキガ手術のQ&A

Q1:手術では傷跡が残りますか?

A:切開を行う傷跡以外に固定する糸の痕、血種形成を防止するためのドレーン切開のための傷痕、そして植皮同様皮膚が薄くなるため色素沈着など、半年ほどは傷跡が目立つことも少なくありません。
壊死など合併症が起こるとかなり目立つ傷跡が残ることもあります。

Q2:治療後は痛みがありますか?

A:治療範囲により痛みは異なります。広い範囲の除去を行えば痛みが少し出ますが小さな範囲での除去手術であれば強い痛みはまずありません。
ただし、術後に固定不備などで血種形成が起こってしまいますと強い痛みが出現することがあります。

Q3:入浴はいつから可能ですか?

A:固定が最低1週間ほど行いますので固定が外れてからになります。

Q4:手術後に飲酒は可能でしょうか?

A:手術当日は出血防止のため飲酒は控えていただきますが翌日からは可能です。

Q5:スポーツはいつから可能でしょうか?

A:治療の経過によりますが通常は術後2週間後から可能となります。

Q6:安静は必要でしょうか?

A:当日は必ず安静にしていただきます。術後24時間は血種形成が起こりやすく血種形成がひとたび起こってしまうと皮膚壊死が起こる可能性が高くなります。
できる限り術後24時間は安静にしていただきます。

Q7:再発はあるでしょうか?

A:すそわきがはIラインの大陰唇部分の汗腺除去が手術では極めて困難でこの部分は臭いは殆んど除去できません。
再発というより臭いが残ってしまう部分があるということで少し気になる方もいます。
手術範囲が狭いほど血種形成や皮膚壊死などリスクは少なくなりますが臭いが残りやすくなります。
完全に除去した部分では臭いが再発することはありません。

Q8:副作用や後遺症などはありますか?

A:手術が最もリスクが高いのは、皮膚を剥がして治療を行うためです。これは皮膚を栄養している毛細血管を切断して皮膚を皮下組織からいったん剥がすため血種形成が起こりやすく、皮膚壊死が起こりますと瘢痕拘縮などが生じてしまうことがあります。

Q9:すそわきがの手術ができる専門医がいますか?

A:ここ数年で美容外科医になられた医師はほとんどワキガ手術を行ったことがありません。これは手術を行わない治療法である、ミラドライ、ビューホット、BOTOX注射が普及して看護師主導の治療になりつつあるからです。
すそわきが手術ができる医師は経験が最低でも10年以上ないとまず見つけることは困難です。特に大手美容外科クリニックグループには、すそわきが手術までできる医師は殆んどいないでしょう。

Q10:過去に手術を受けて目立った傷あとが残ってしまい臭いも残った場合はどうすればよいでしょうか?

A:再発や肥厚性瘢痕は確実に治療可能です。
再発の場合はリスクも少なく安全性も高いEL法が有効であると期待されます。
傷痕の場合はフラクショナルレーザーと成長因子導入を行う皮膚再生治療が有効です。
色素沈着の改善も可能です。

Q11:現在のすそわきが治療の手術事情を教えてください。

A:現在では、ボトックス注射、ミラドライ、ビューホット、EL法などダウンタイムが少なく固定不要で治療が行えるようになってきたため、手術を行う医療機関は殆んどありません。
また、手術を行える技術を持った美容外科医も少なくなりました。
現在の治療は、EL法を除いてはミラドライもビューホットも看護師が治療を行う施設がかなり多くなってきて、すそわきがそのものの治療に真摯に取り組む医師は極めて少ないのが現状です。
大変、残念なことですが、ワキガのメカニズムすら全く理解していない医師が看護師任せの治療に委ねるという由々しき事態が起こっています。

執筆者

doctor
クリニック名さかえクリニック
住所〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦3-5-21 錦HOTEIビル2F
院長末武信宏
院長プロフィール順天堂大学医学部 非常勤講師
日本美容外科学会認定専門医(第219号)
第88回 日本美容外科学会 会長
プロボクシング トレーナー JBC認定(NO.31532)
国際抗老化再生医療学会 認定指導医
一般社団法人 先端医科学ウエルネスアカデミー(AMWA)副代表理事
https://www.amwa.jp
一般社団法人 日本視覚能力トレーニング協会 監事
トップアスリート株式会社 代表取締役
http://topathlete.co.jp
WEBサイトhttps://sakae-clinic.com
https://wakiga.media

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