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性感染症

デリケートゾーンの病気・性感染症について

性感染症にはどのようなものが

すそわきが手術のイメージ21性感染症とは、性行為によって感染する病気の総称です。

以前は「性病」と呼ばれていました、現在は法改正により性感染症、または「Sexually Transmitted Diseases(Infections)」の頭文字を取った「STD(STI)」と呼ばれています。

現在は約20種類の性感染症があり、発症者や若者の感染者の増加が問題になっています。

特に多いのはクラミジアや淋病などです。

また近年は日本で梅毒も増えつつあります。

性感染症の特徴は、日常生活から感染することはほとんどなく、性行為によって性器、口、肛門、また粘膜の傷口などを接触させ、ウイルス、細菌、原虫の感染を引き起こすところです。

受診せずに放置すると、症状が悪化したり感染を拡大したりして大事になりかねないので、感染予防、早期発見と治療が大切です。

主な症状は?

性感染症の症状は、病気によっても異なりますが、主に性器の感染部位に症状が見られます。

主な感染部位は外性器や尿道、肛門の周辺です。

女性は腟や子宮、卵管、男性は精巣や前立腺まで症状が及ぶこともあります。

また、オーラルセックスによって咽頭に感染が起こると、のどにも炎症が見られます。

主な症状は、性器周辺の違和感、かゆみ、痛みをはじめ、性交痛、排尿痛、出血などです。

女性はおりものの量が増えたり色や臭いが変わったりして気付くことも多いです。

また尿に尿や血液が混じることや感染部位に特有の発疹や潰瘍が出ることもあります。

中には、進行すると倦怠感や発熱など全身症状を引き起こすものもあるのです。

感染しても自覚症状がないことも多く、感染に気付かずパートナーに感染を広げてしまうケースが少なくありません。

思い当たる症状があれば、すぐ専門機関で検査を受けることをおすすめします。

治療方法

性感染症の治療方法は、病気の種類や症状によって異なりますが、感染しているウイルスや菌の除菌が中心です。

検査をして原因が判明したら、有効な抗菌剤(抗生物質)の外用剤や内服薬を投与して、症状の改善を試みます。

症状によっては炎症や痛みを抑える外用剤や内服薬、症状の進行や発症を抑える薬剤を併用します。

中には自然治癒する病気もありますし、一度感染すると生涯病気と付き合うことになるケースもあるのです。

いずれにしても医師の指示に従って適切な治療を受けることが重要です。

主な性感染症(STD)の解説

淋病

淋病(りんびょう)は、淋菌の感染によって起こる病気です。

感染ルートは性器、喉頭、直腸などで、性行為、オーラルセックスから移ります。

1回の性行為(コンドームなし)の感染率は約30%と高めです。

感染から2~7日程度で発症し、男性と女性は感染部位や症状が異なります。

男性は尿道や精巣、女性は子宮頚管、尿道や膀胱、また男女とも咽頭、直腸、目の結膜に感染することがあります。

男性は淋菌性尿道炎を起こすと尿道の激しい痛み、黄白色の膿が混じった尿などの症状が見られ、強い症状を伴うのが特徴です。

一方、女性は感染しても無症状であることも多く、外陰部のかゆみ、おりものの増加、膀胱炎などの症状が見られます。

男女とも放置して悪化すると、精巣や卵巣に炎症を起こして不妊の原因につながる可能性があります。

また女性が淋菌に感染している場合、母子感染を起こすこともあるので注意が必要です。

クラミジア

クラミジア性器感染症はクラミジア・トラコマチスという細菌の感染によって起こる病気です。

感染ルートは性器、咽頭で性行為、オーラルセックスからうつります。

感染してから1~4週間で発症しますが、男女とも無症状または症状が軽く気付かないことも少なくありません。

男性は尿道に感染し、排尿時や性行為の際に軽いかゆみや痛みが起きたり、尿に少量の膿が混じったりします。

女性は排尿時や性行為の際のかゆみや痛み、外陰部のかゆみやおりものなどが見られます。

放置するとクラミジアの感染が深部まで進み、男性は前立腺や尿道、女性は子宮や卵管に炎症を起こして、男女とも強い症状や不妊を引き起こす可能性があるので、早期発見と治療が重要です。

雑菌性尿道炎

雑菌製尿道炎は、雑菌が尿道に感染して炎症を起こす病気です。

免疫力が低下しているときに外部から侵入した雑菌に感染して発症します。

汚れた手で触るときに感染するほか、性行為が原因になることも少なくありません。

感染すると1~10日程度で発症し、排尿時の痛みや白い膿が混じった尿を伴うことがあります。

雑菌製尿道炎は抗菌剤の服用で治療できますが、雑菌ではなく淋菌やクラミジアが原因で尿道炎を起こすことも多いので、早期に検査を受け適切な治療を受けることが大切です。

軟性下疳

軟性下疳(げかん)は、軟性下疳菌の感染によって起こる病気です。

現在は国内での感染・流行はほとんど見られず、東南アジア、南米、アフリカなどで性行為を通して性器に感染する可能性があります。

感染から3日~1ヶ月程度で発症し、男女とも初めは外性器に豆粒くらいのこぶができ、こぶが潰れると深い潰瘍になって強い痛みを伴います。

抗菌剤の外用剤と内服薬を用いた治療が有効です。

軟性下疳に発症すると、潰れた潰瘍から周辺に感染が拡大しやすくなりHIVの感染リスクも高まるので、早期治療が求められます。

梅毒(第1期・第2期)

梅毒は梅毒トレポネーマという細菌の感染によって起こる病気です。

感染ルートは性器、肛門、唇などの粘膜で、性行為、アナルセックス、オーラルセックスで移ります。

またキスから移ることもあるのです。

感染から3週間~3ヶ月程度で発症し、第1期、第2期、潜伏梅毒、晩期顕症梅毒と進行します。

かつては晩期顕症梅毒まで進行して死に至る怖い病気でしたが、現在は2期で完治が可能なため、晩期顕症梅毒まで進行することは稀です。

第1期は、性器の感染部位に痛みのないしこりができ、しこりが潰れて潰瘍になることがあります。

第2期になると、全身にバラ疹(赤い小さな湿疹)や結節(盛り上がった発疹)、リンパの腫れなどが見られ、倦怠感や脱毛など多彩な症状が現れます。

発疹は、アレルギーや性感染症以外の感染症と間違えられやすいので注意が必要です。

第2期の後、または第1期と第2期の間に自然と症状が消失する期間(潜伏梅毒)がありますが、体内の梅毒トレポネーマが消失したわけではありません。

梅毒をパートナーに移してしまう可能性があるので、早期発見と治療が必要です。

性器ヘルペス

性器ヘルペス、は単純ヘルペスウイルス1型・2型の感染によって起こる病気です。

感染ルートは性器やウイルスを含んだ分泌物で、性行為やオーラルセックスから移ります。

感染してから3日~1週間程度で発症し、性器に小さな水疱が多数でき、チクチクした痛みやかゆみを伴うのです。

数日後に水疱が破れて潰瘍になると痛みが強くなりますが、10日ほどで自然治癒します。

ヘルペスウイルスは一度感染すると一生体内に潜み、免疫力が低下したときに再発しますが、再発時には抗菌剤で症状を抑えることが可能です。

性感染症ではない「口唇ヘルペス」を発症している人からオーラスセックスで性器にウイルスを移され、性器ヘルペスを発症することもあるので、ヘルペスにかかったことのある人は注意しなければなりません。

子宮頸がん

子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)16型・18型などの感染によって起こる女性特有の病気です。

HPVは感染ルートは性行為で、性行為のある女性の大半が一度は感染すると言われます。

感染しても多くの人は無症状のままですが、感染者の約1%は感染から数年~数十年後に子宮頸部の細胞ががん化して子宮頸がんを発症します。

不正出血、性交時の出血、下腹部痛があったら受診することが大切です。

若い女性に増えている病気で、早期の発見と初期段階での治療が重要です。

尖圭コンジローム

尖圭(せんけい)コンジロームは、ヒトパピローマウイルス(HPV)6型・11型の感染によって起こる病気です。

感染ルートは性行為で、性器や肛門などの粘膜や皮膚の傷口から感染します。

感染すると1ヶ月~1年程度で発症し、男女とも性器、肛門の周りにカリフラワーのような形状のイボが見られます。

痛みはありません。

進行するとイボが増えていくので、外用薬と外科治療でイボを除去する必要があります。

トリコモナス

トリコモナスは、腟トリコモナス原虫の感染によって起こる病気です。

主に女性に多く見られます。

トリコモナスは、性行為だけでなく日常生活におけるトイレやお風呂、タオルの共用などによって感染するため、性経験がない女児も発症する可能性があるのです。

感染すると1~3週間程度で発症し、女性は悪臭のする泡状のおりもの、外陰部や腟の強いかゆみを伴います。

男性は無症状のことが少なくありません。

男性が発症すると尿道炎を起こし、排尿時に軽い痛みを伴います。

抗菌剤で治療できますが、不衛生な状況での性行為が原因になりやすいので、衛生に気を使って感染予防に徹することが大切です。

カンジダ

カンジダは、カンジダ菌という真菌に感染することで起こる病気です。

カンジダ菌は元々人の腟や腸に常在する菌で、免疫力が低下したときに増殖して症状を起こします。

また、カンジダ菌が増殖している状態で性行為をしためパートナーが発症してしまうこともあります。

女性が発症すると外陰部の腫れやかゆみ、チーズ・ヨーグルト状のカス、おりものなどの症状が見られますが、男性が発症することは多くありません。

発症すると軽い亀頭炎や尿道炎を引き起こします。

デリケートゾーンを不衛生にするのもカンジダの原因になりますが、女性が腟を洗浄しすぎて自浄作用を低下させるのもよくありません。

B型肝炎

B型感染は、B型肝炎ウイルスの感染によって起こる病気です。

日常生活から感染することはありません。

性行為、アナルセックス、タトゥーや注射器の使いまわしで、精液や腟液、血液を介してウイルス感染が起こります。

感染すると1~6ヶ月程度で倦怠感、吐き気、濃い色の尿などの症状が見られます。

ただし発症するのは20~30%で、感染に気付かず無症状で終わる人が少なくありません。

稀に劇症肝炎を発症することがあるので注意が必要です。

なお、ワクチン接種によって予防が可能です。

HTLV-1

HTLV-1はヒトT細胞白血病ウイルスの感染によって起こる、1980年に発見された比較的新しい病気です。

感染ルートは性行為、輸血、母子感染などで白血球に感染しますが、発症率は5%で大半の人は健康保菌者のまま無症状で健康に過ごせます。

もし発症すると、血液のがん「成人T細胞白血病」や神経の病気「HTLV-1関連脊髄症」や目の病気「ぶどう膜炎」を引き起こします。

今のところは予防法や根本的な治療法がなく、対症療法で進行を抑える治療が主流です。

AIDS

AIDS(後天性免疫不全症候群)は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染によって免疫細胞が破壊されたときに発症する病気です。

HIVに感染しており「エイズ指標疾患」に指定される23種の病気を発症した場合にAIDSと診断されます。

感染ルートは精液や腟液、血液で、主に性行為やアナルセックス、注射器のまわし打ちから移るのです。

また母子感染も起こります。

感染してから2~4週間後に発症し、発熱や倦怠感など風邪のような症状が見られ、数年から10年ほど無症状の期間が続くのです。

その後、免疫力低下によって感染症にかかりやすくなると、リンパ腫、反復性肺炎などのエイズ指標疾患を引き起こします。

AIDSは死に至る怖い病気ですが、HIVに感染しても早期に治療を始めればAIDSの発症を食い止めることが可能です。

日常生活で感染することはない病気なので、思い当たる行動があればすぐHIV検査を受け感染の有無を確認することが大切です。

C型肝炎

C型感染は、C型肝炎ウイルスの感染によって起こる病気です。

日常生活から感染することはありません。

血液を介して感染する病気で、性行為、アナルセックス、タトゥーや注射器の使いまわしから移ります。

感染すると2ヶ月~3ヶ月程で倦怠感、食欲不振などの症状が見られ、感染者の60~70%が治りにくい慢性肝炎を発症します。

症状が軽く気付かないこともあるのですが、慢性肝炎が肝硬変や肝臓がんへ進行して重篤な症状を引き起こすことがあるので、注意が必要です。

ワクチン接種によって予防することも可能です。

執筆者

doctor
クリニック名さかえクリニック
住所〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦3-5-21 錦HOTEIビル2F
院長末武信宏
院長プロフィール順天堂大学医学部 非常勤講師
日本美容外科学会認定専門医(第219号)
第88回 日本美容外科学会 会長
プロボクシング トレーナー JBC認定(NO.31532)
国際抗老化再生医療学会 認定指導医
一般社団法人 先端医科学ウエルネスアカデミー(AMWA)副代表理事
https://www.amwa.jp
一般社団法人 日本視覚能力トレーニング協会 監事
トップアスリート株式会社 代表取締役
http://topathlete.co.jp
WEBサイトhttps://sakae-clinic.com
https://wakiga.media

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